「雨漏り」は売却価格に直結?梅雨前にしておくべき修繕メンテナンス
家を売却する際に気をつけたいポイントのひとつが『雨漏り』。
梅雨の時期になると、天井や壁にシミが浮き出たり、
カビ臭が強くなったりと、目に見える劣化が現れやすくなります。
購入希望者は、見学の際にこうした劣化を敏感にチェックしており、
たったひとつのシミや湿気のにおいが、
家の価値に対する信頼感を大きく損なう原因になります。
【雨漏りがあるとどれくらい売却に響くのか?】
実際に雨漏りがある家では、以下のようなケースがよく見られます。
①査定価格が100万円以上下がった
→ 雨漏り跡があるだけで「修繕費がかかる」と判断され、値下げ交渉を受けた。
②内覧後に購入キャンセルされた
→ 天井のシミや湿気臭が理由で、購入者が不安を感じたとのこと。
③契約後に発覚し、損害賠償を求められた
→ 売主が「契約不適合責任」を問われ、修繕費用を自己負担することに。
雨漏り=重大な瑕疵(かし)と見なされるため、事前対処が必須です。
【梅雨前に確認しておきたいチェックポイント】
次のような個所は、梅雨入り前にしっかり点検しておきましょう。
■外部
・屋根の瓦やスレートのひび割れ、ズレ
・外壁のヒビやコーキングの劣化
・雨どいの詰まり、破損
■内部
・天井や壁紙のシミ、浮き
・窓枠、サッシ周りのカビ
・クローゼットや押し入れのカビ臭
■見えにくい場所
・床下の湿気、断熱材の劣化
・小屋裏、屋根裏の雨染み
見えない箇所は、専門業者の点検サービスを活用するのがおすすめです。
【売却前にやっておきたい修繕メンテナンス】
放置すると被害が広がる雨漏り。
できるだけ軽微なうちに修繕するのがベストです。
・屋根、外壁の補修(防水シート、塗装、コーキングなど)
・雨どいの清掃・交換
・バルコニーやベランダの防水工事
・専門業者による雨漏り診断の実施
費用は内容によって異なりますが、
小規模なものであれば数万円程度で済むことも多いです◎
【修繕コストと売却価格のバランスは?】
「修繕にお金がかかるなら、そのまま売った方が…」と考える方もいるかもしれません。
しかし雨漏りがあると
価格交渉で数十万〜100万円以上の値引きを求められることは珍しくありません。
それならあらかじめ修繕しておき、
「きれいな状態」で見せた方が、高値売却の可能性が高まります。
また、修繕済であれば告知書にも記載でき、買主の安心感にもつながります。
雨漏り対策は“高く売るための先行投資”。
雨漏りやその兆候は、見落とされがちな「売れにくくなるリスク」のひとつです。
しかし、事前に点検・修繕することで家の印象は大きく変わります。
ご売却をお考えの方には、ぜひ梅雨前の今こそチェック&対策のタイミングです!
『雨の日でも安心できる家』という印象が、内覧時の大きなアドバンテージになりますよ!
弊社は不動産売買の仲介だけでなく、住宅リフォームのご紹介もしております。
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